
「子どもが小さいうちに旅行して、家族みんなで最高の思い出をたくさん作りたい!」
そう考えてキャンピングカーを調べ始めると、高確率で最初にぶつかるのが「バンコン(ハイエース等のバンベース)か、キャブコン(トラックベースの本格派)か」というサイズ・タイプ選びの壁ですよね。
我が家は転勤族ということもあり、引っ越し先の駐車場事情を考えると「2m×5mの一般的な駐車枠に絶対に収まること」が何よりも譲れない絶対条件でした。
最初は「普段使いもしやすいし、周りの目も気にならないバンコンがいいな」と漠然と思っていたのですが、特徴の違う販売店を3社じっくりと回ってみた結果、ネットを見ているだけでは絶対に気づけなかった驚きの事実や盲点が次々と浮き彫りになったのです。
この記事では、我が家が2つの絶対条件をクリアするために、販売店をハシゴして泥臭く調べ尽くしたリアルな体験談をお伝えします!
1. 「普段使い重視だからバンコン」の盲点!意外に駐車枠に収まらない?
最初は「ファーストカー(普段使い)としても乗るし、やっぱりバンコン一択でしょ!」と思っていました。最初にいいなと思ったのは憧れのトイファクトリー。日産キャラバンベースのレクビーや、ナッツRVのラディッシュなども候補にありました。
ハイエースやキャラバンベースのバンコンは作っているビルダーさんも多く、内装のレイアウトもさまざまで本当に魅力的です。
しかし、いざ「2m×5mの駐車枠に収める」という視点でリアルなサイズを見てみると、大きな落とし穴に気づきました。
「あれ?バンコンのほうが駐車枠からはみ出る…?」
そうなんです。ファミリーでゆったり寝られるハイエースやキャラバンの「スーパーロング」と呼ばれるモデルは、全長が5mを少し出てしまうものがほとんど(5m8cmや5m30cmなど)だったのです。
普段使いを最優先して選ぼうとしたバンコンが、実は我が家の絶対条件である「2m×5mの駐車枠」に収まらないという、意外すぎる現実に直面しました。
2. 我が家の絶対条件②「マルチルーム」の壁。バンコンには少なすぎる!
サイズ問題に加えて、我が家にはもう一つ「絶対に譲れない条件」がありました。それが「マルチルーム(個室トイレスペース)があること」です。
なぜなら、深夜に子どもたちが「トイレに行きたい!」となったとき、暗い道の駅やサービスエリアの公衆トイレまで連れて行くのが、防犯・安全面で少し怖いと感じたからです。マルチルームに簡易トイレを設置しておけば、車外に出ることなく夜間も安心して用を足せます。家族の安心のための必須装備でした。
しかし、ここでもバンコンの壁が立ちはだかります。
バンコンは元の車のボディサイズが決まっているため、室内にマルチルームを作ろうとすると、今度はリビングやベッドスペースが大幅に削られてしまいます。そのため、バンコンでマルチルーム付きのモデルは、探してみると本当に少ないのが現状でした。
3.バンコンのベッド幅は優秀!だからこそ「全員で寝てみる」シミュレーションが大事
ただ、バンコンにも大きなメリットがありました。それは「ベッドの横幅」です。
ハイエースやキャラバンは車の横幅自体が広いので、バンコンでも意外に「横方向」を向いて大人が足を伸ばして寝られる車種が多いんですよね。
カタログの「就寝定員4名」という数字だけを見るのではなく、
- パパ、ママ、子どもたちがそれぞれどこで寝るのか?
- 実際に横に並んだときに、寝返りを打つスペースはあるか?
こればかりは、販売店に行って家族全員で実際にベッドに寝てみてシミュレーションするのが一番安心です。我が家もお店で実際にゴロゴロさせてもらいながら、「これなら横向きでいけるね!」などリアルなサイズ感を体感しました。
4. 2m×5mに収まる「キャブコン」の選択肢。狙うべきはどっち?
バンコンのサイズ制限に悩まされた我が家は、一見大きく見える「キャブコン」にも目を向けてみることにしました。
キャブコンは2m×5mの駐車枠に収まるものとなると、大きく分けて2つのベース車両に分かれます。
① トラックベース(カムロードなど)
本格的なキャブコンの王道ですが、サイズをよく確認しないと2m×5mの枠から飛び出てしまうモデルが多いので注意が必要です。
室内空間を広くするために長さを5m超に作ったものや、サイドミラーを含めると横幅がかなり広くなっているものもあります。駐車枠を気にする方は、カタログの「車体サイズ」だけでなく「ミラーを含めた最大幅」までしっかり確認したほうがいいと感じました。
② 商用車ベース(ボンゴ、バネット、タウンエースなど)
これらはキャンピングカー界では「ライトキャブコン」と呼ばれるジャンルです。
ベースの車がコンパクトなため、2m×5m以内の駐車枠に収まるものがほとんどで、我が家も安心して探すことができました。車内はしっかりキャブコンなので天井が高く、バンクベッドや常設2段ベッド、そして念願の「マルチルーム」が備わっているモデルが多くて感動しました。
実際に中古車屋さんでもよく見かける、我が家の有力候補となったライトキャブコンたちがこちらです。
- アミティ(AtoZ)…ライトキャブコンの超定番。扱いやすさ抜群。
- トム23(セキソーボディ)…軽量化されていて走りも優秀。
- カービィ(東和モータース)…使い勝手の良いレイアウトと高い断熱性。
- マッシュ(ナッツRV)…コンパクトながら高級感のある内装。
5. まとめ:悩んだらまずは実車を見に行くのが1番!
「普段使いしたいからバンコン」「広いのがいいからキャブコン」というネットの固定観念は、販売店を3社回ったことでガラリと覆されました。
- バンコンでも意外と全長が長くて駐車枠に入らないことがある
- キャブコンでも「ライトキャブコン」なら2m×5mにきれいに収まる
- 子どもの夜間トイレ対策(マルチルーム)を求めるならライトキャブコンが強い
ハイエースやキャラバンベースのバンコン、タウンエースベースのライトキャブコンなど、ビルダーさんによってレイアウトや工夫は本当に千差万別です。
ネットの画面上でサイズを計算して頭を悩ませるよりも、まずは家族みんなで販売店に行き、「駐車場のサイズを営業マンに伝えて、実際にベッドに寝てみる」。これが、失敗しないキャンピングカー選びの1番の近道だと確信しました。
我が家が最終的にどの車に一目惚れしたのかは……また次回の記事でお話しします!


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